HTMLエディタ〜作成するソフトを設計仕様 〜
実際の設計ではこんな問題が挙げられます。
「機能を重視すれば、コーディングは難しくなる」
「逆にコーディングを簡単にすれば機能は少なくなる」
このような相反関係をトレードオフと言ったりしますが、このようになるのは当たり前なので開発者はどこまで機能を付加するかを、仕様として与えなくてはなりません。簡単に言えばこのことが設計だと解釈してもよいと思います。(実際は「設計」という言葉を安易に使用しない方が身のためです。設計工学と呼ばれる学問も確立されているぐらいなので…)
ということで前置きが長くなりましたが、今回の仕様はこのようにしました。
[制限事項]
- ■ファイルのセーブやオープン作業に関しては既存のコードを使用
- 既存のコードとは、AppWizardが作成したコードのことを指します。
- ■*.htmlファイルのみ扱う
- ■SDI形式(シングルウィンドウ操作)に限定
- ■タグ挿入形式
- MicrosoftのFrontPageのようにダイレクトに編集できない
[付加機能]
- □メモ帳ライクな編集機能
- □マウス操作重視
- タグはできるだけマウスで挿入できるようにする。
- □プレビュー機能
- □フォントの選択
- ディフォルトのSystemフォントから見やすい日本語フォントに変更するのを可能にします。
では、この仕様で作成していきたいと思います。
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